日照雨(そばえ)と読みます。
夕方近く、曇りがちだった空
に少し光がさし、ぽつぽつと雨
が降り始めました。
遠くで雷も鳴り始め、このまま
雨が本降りになるのかと思った
ら止んでしまったのです。
何か懐かしい気持ちが沸いてき
ました。
外にいた子供たちが走り出し、
建物の中にいた大人たちが雷
の音に驚いたのです。
日照雨とは、初夏に良くある
現象で、小さい頃は(お天気雨)
と言ってましたね。
別の意味では(ふざける)とか
(たわむれる)です。
止むまでも
待てぬ日照雨の
明るさに
双手かかげて
空まはしたり
短歌朝日2002・7月号より
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